紫陽花が少しずつ色褪せ始める頃。
畑では夏野菜が実り、小さなスイカも育ちはじめました。
青梅やらっきょうの季節を迎え、今年も静かに手を動かす時間が始まります。
梅を仕込み、らっきょうを漬け、収穫した野菜を束ねる。
そんな一つひとつの手仕事は、今日のためだけではなく、これからの暮らしへと季節をつないでいく時間でもあります。
蝶が花を訪れ、畑には新しい命が少しずつ育っていく。
初夏から夏へ。
何気ない毎日の中にある、小さな手仕事を記録しました。
夏を迎える畑

畑では、ししとうやスイカ、いんげんの花が少しずつ夏を迎え始めました。
春に植えた苗は季節とともに育ち、小さかった実は、少しずつ夏の姿へ変わっていきます。
一方で、黒豆や白ネギなど、次の季節へ向けた畑仕事も始まりました。
育つもの、収穫するもの、そして新しく植えるもの。
畑には、いつも少し先の季節が流れています。
梅を仕込む

青梅が並び始めると、「今年もこの季節が来たな」と感じます。
一粒ずつ梅を拭き、瓶へ並べ、氷砂糖を重ねていく。
ただそれだけの作業ですが、不思議と気持ちまで静かになっていきます。
出来上がる梅シロップを楽しみに待つ時間も、手仕事の一部なのかもしれません。
らっきょうを漬ける

畑で収穫したらっきょうを一粒ずつ整え、瓶へ並べていきます。
甘酢を静かに注ぐと、瓶いっぱいに初夏の景色が閉じ込められたようでした。
少し手間はかかりますが、その時間があるからこそ、これから食卓に並ぶ日が待ち遠しくなります。
季節の恵みは、こうした小さな手仕事を重ねながら、少しずつ暮らしの中へ溶け込んでいきます。
季節をつないでいく

収穫したにんにくや玉ねぎを束ね、風通しのよい場所へ吊るします。
じゃがいもは箱へ移し、これから始まる夏の暮らしに備えます。
すぐに食べるものもあれば、少し先の季節のために残しておくものもある。
季節の恵みを、その先の暮らしへつないでいくこと。
そんな時間もまた、毎年繰り返される大切な手仕事の一つです。
動画で見る『夏を迎える日』
今回の暮らしは、映像でも記録しました。
畑では、小さなスイカが育ち始め、夏野菜が少しずつ実りを迎えます。
梅を仕込み、らっきょうを漬け、収穫した野菜を束ねる。
季節の恵みと向き合いながら、静かに手を動かす時間を映像に残しました。
風に揺れる草花や鳥のさえずり、瓶に響く音、水の音。
写真や文章では伝えきれない、この季節ならではの空気も感じていただけたら嬉しいです。
どうぞ映像でも、『夏を迎える日』をお楽しみください。