子供の成長はとても著しく、数か月だけでも身体の大きさが変わってきます。
そのため、いつも購入したての服は数か月後には着られなくなり、状態は綺麗なのに処分できないまま箪笥のなかにしまいがちです。
そこで、子供の服に手を加えて、少しでも長く着られるようにします。
子供の服を少しでも長く(物と向き合う時間を作る)
服も含めてですが、生活するうえで必要なものは何でも手に入ってしまう時代です。物を厳選して買うということよりも、たまたま気に入ったものやついつい買ってしまったなどの理由で購入し、いつしか物で溢れてしまいがちです。
そのため、簡単に手に入れて簡単に手放してしまうことが容易にできてしまうことにもつながっています。
しかし、一旦立ち止まって物と向き合う時間を作ることで、その物の今後の使い道をとことん考えられるようになります。そして、物を大切にする一歩に繋がります。
もっと着られるように裁縫する
そこで、子供が保育園に通うになったのをきっかけに、着替えがたくさん必要になったので、子供の服を少しでも長く着られるように工夫します。
服は、季節に応じて一度にたくさん購入するので、また来年着られるどうかは子供の成長具合で変わってきます。また、素材によっては季節にそぐわないものもあるので、時間がたってもう一度着られるかは選別が必要になりますが、今回は長袖を半袖として着られるように裁縫します。
こちらは5月の半ば頃まで来ていた長袖の服です。
春から着ていた服を、夏でも着られるように裁縫します。
半袖にしたい箇所まで裁断します。
裁断した部分と裁断後の服です。
糸の色はできるだけ服の色味に合わせてあげると、縫い目が分かりにくく、服との馴染みがよくなりますね。
今回はこの2色にしました。
あとは、ミシンで縫い合わせていきます。
これで半袖の完成です。
完成したものを子供たちに見てもらうと、”これ長袖だったものやね!すごーい!”と驚き喜んでくれました。
子供にも、こうすれば少しでも長く使えるということを見て触れてもらい、実際に着用してもらうことで物の大切さを深く知ってもらいたいと思っています。
また、物に向き合う時間を作ると、愛着とともに、もっと大切にできる方法があるのではと考えることにもつながります。
どこまで着られるかは分かりませんが、できる限り長く愛用したいです。
裁断した布の使い道
裁断した布は、最後の最後まで大切に使います。
今回は、これで棚のホコリを拭き取りました。
まとめ
私が10年以上履き続けたズボンも、一度敗れた箇所を裁縫して履き続け、最終的には古布として役目を終えました。
物を少しでも大切に使うことを意識すると、物を購入するさいに本当に必要なものかを考えられるようになります。それは、自分や家族にとって何が大切かということにもつながり、暮らし方や生き方について向き合うきっかけとなっています。また、ゴミの削減にも繋がります。
こういった行いで"物を大切にする"ことを、子供にも少しでも記憶しもらいたいです。
それは、これから生きていく人たち、皆さんにとって共通して言えることだと思います。
使用しているミシンは「JUKI(ジューキ) SPUR TL-30」
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