我が家の畑や庭には自生しているふきがたくさんあります。
そんな山菜として知られるふきを調理することにしました。
季節の移り変わりのなか旬の食材の恵みをほんの少しだけ頂きます。
ふきを収穫する
摘み取っているあいだもふきの芳香に包まれます。
ふきの下処理と調理をする
ふきはあくが強いため調理する前に丁寧な下処理を行います。
ふきの下処理をする
〈材料〉
- ふき…1束
- 塩 …大さじ1杯
1.下処理をする
ふきの葉と柄を切り分けます。
ふき一束に対して塩大さじ1をふりかけ、まな板の上で両手を使いふき同士をこすり合わせるように板ずりをします。
ふき全体が入る鍋またはフライパンのなかにお湯をたっぷりと沸かし、その中に塩がついたままのふきを入れます。
茹で時間はふきの細さや太さに合わせて3~5程度が目安です。
お湯の色が変わるほどたくさんアクが出てきました。
ふき全体が入るバットやタッパーに氷水を用意したら、茹で上がったふきを氷水のなかに入れて冷まします。
冷めたふきを一本ずつ両側から皮と筋を剥きます。
剥き残しがないよう反対側からも同じ作業を行います。
ふきの皮と筋がはっきりと見て取れますね。
この少量の本数だけでも皮を剥く作業はとても大変ですが、一本一本丁寧に食材と向き合う時間が必然的に起こることで自然の恵みに感謝し命を頂いているという認識をより強く感じる瞬間でもありました。
ですのでこの時間はとても儚く新鮮なものでした。
そして、ようやく剥き終わった後のふきです。
茹でる前と違い透き通った色をしています。
もし下処理をしたふきを保存する場合は水を張った保存容器に浸して冷蔵します。
毎日水を交換し清潔に保つことで一週間程は保存ができます。
ですが今回は少量でしたのでこのまま調理をします。
2.下処理をしたふきを美味しく調理する
新鮮なふきとその香りをできるだけ素朴に美味しく頂くため調味料を控えめにしたちょっぴり甘辛いふきの炒り煮を作ります。
白いご飯のおともに頂きます。
ふきの炒り煮を作る
〈材料〉
- ふき …一束
- ごま油…大さじ1
- 酒 …大さじ1
- 醤油 …大さじ1
- みりん…大さじ1
- 砂糖 …大さじ1
補足:お好みによって醤油や砂糖で味の濃さを変えてみて下さいね。
ふきを4~5㎝の食べやすい長さに切ります。
鍋またはフライパンにごま油を入れて油が熱したらふきを入れ中火で炒めます。
ふき全体をさっと炒めて油が全体に馴染んだら、酒・醤油・みりん・砂糖と順に調味料を加えて全体に味が染み込むまで炒めます。
煮汁がなくなってきたら完成です。
炊き立ての白いご飯と一緒に家族で頂くこの時間は最高のひと時です。
大変美味しく頂きました。