夏の暑さが少しずつやわらぎ、畑にも秋の気配が見え始めました。
白ネギや秋ナス、ささげが育つ畑では、みかんの実も少しずつ大きくなっています。
その一方で、次の季節に向けた畑づくりも始まりました。
種をまき、苗を植え、夏に収穫して保存していたものを取り出す。
畑の景色が変わっていくなかで、台所や家のなかにも、いつもの暮らしがあります。
そんな夏から秋へ向かう頃の日々を、写真と文章にまとめました。
秋の畑で育つもの

畑では、白ネギや秋ナス、さつまいも、ささげなどが育っています。
みかんの木には、まだ青い実がついていました。
葉の上には小さな蜂が止まり、ささげの葉をてんとう虫が歩いています。
野菜や実の様子を見ていると、そのそばにいる小さな生き物にも目が留まります。
一方で、畑にある二本のいちじくの木のうち、一本はカミキリムシの被害で枯れてしまいました。
毎年同じように畑を見ているつもりでも、育つものがあれば、変わってしまうものもあります。
今年の畑には、そんな景色もありました。
次の季節に向けて、畑の準備

9月に入ると、次に育てる野菜の準備が始まります。
じゃがいもや大根、白菜、にんじん、ほうれん草。
種をまいたり、苗を植えたりしながら、少しずつ畑を整えていきます。
キャベツや玉ねぎ、ブロッコリー、らっきょう、にんにく、水菜、春菊も。
畑の一角では、夏の野菜を育てていた場所が、次の季節のための場所へと変わっていきました。
植え付けたばかりの畑を見ていると、まだ土の色が目立つところもあります。
それから少し経つと、白菜の苗が育ち、大根の芽も顔を出し始めました。じゃがいもにも芽が出て、少しずつ成長しています。
今はまだ小さな苗や芽も、これから少しずつ大きくなっていきます。
収穫したもの、保存していたもの

夏に収穫して、小屋に保存していたにんにくと玉ねぎ。
使うために取り出し、ざるに並べました。
畑で育てたものは、収穫して終わりではありません。
保存しておいたものを取り出したり、その日の料理に使ったり。
季節ごとに収穫したものが、少しずつ暮らしのなかで役立っています。
畑で育つものを眺める時間と、保存していたものを使う時間。
どちらも、畑のある暮らしの一場面です。
台所から家族の食卓へ

ある日は、夫がにんにくを使ってトマトパスタを作りました。
台所で料理をするそばでは、子どもがぬいぐるみで遊んでいます。
仕事で忙しい夫ですが、料理をしていると、家族が同じ場所で過ごす時間が生まれます。
食事を作り、一緒に食べる。
そんな何気ない時間も、家族の暮らしの一部です。
また別の日には、枝豆をゆで、ポテトフライを作りました。夏に仕込んだパインビネガーをビールと合わせ、食卓で味わいました。
特別な日の食事ではなくても、台所で手を動かし、できあがったものを楽しむ時間があります。
畑で育ったものも、保存していたものも、食卓へ。
季節の移り変わりは、毎日の食事のなかにもあります。
秋の景色と、小さな生き物たち

庭先では、ススキが風に揺れています。
畑や庭には彼岸花が咲き、庭のナツメには、まだ緑色の実がついていました。
黄色いマリーゴールドやローゼル、ケイトウ。
同じ庭や畑でも、咲いている花によって景色が変わります。
水鉢では、メダカがオオカナダモのそばを泳いでいました。
白ネギの波板にはバッタが止まり、葉や茎のそばにも小さな生き物の姿があります。
いつもの場所を眺めていると、花の色や葉の形、その日の空の様子など、少しずつ変わっていることに気づきます。
庭先のモクレンも、葉を広げて空を見上げています。
夏の景色がまだ残るなかに、秋らしい色が少しずつ増えてきました。
いつもの暮らしの一コマ

玄関やリビングには、植物や小さな置物があります。
玄関でお香を焚くことも、いつもの暮らしのひとつです。
ある曇り空の午前中、子どもたちは、午後から友達と公園で遊ぶ約束をしていました。
けれど、天気予報は雨。
そこで、子どもたちはてるてる坊主を作り、玄関のドアノブに掛けました。
午後には晴れてほしい。
そんな気持ちが、小さなてるてる坊主になりました。
畑や台所で過ごす時間とはまた違う、家のなかでの出来事。
毎日の暮らしには、こうした小さな場面もあります。
夏から秋へ、そして次の季節へ
畑では秋の野菜が育ち、そのそばで次の季節の準備が進んでいます。
収穫したものを保存し、台所で料理を作り、家族で食卓を囲む。
庭や畑では、花が咲き、小さな生き物が動き、空の景色も少しずつ変わっていきます。
いつもの暮らしを送っているうちに、季節はゆっくりと移り変わっていくようです。
夏から秋へ向かう日々を、動画にも残しました。
畑や台所、家族と過ごした時間を、よろしければ動画でもご覧ください。