高校時代に、裁縫の分野で学んでいたこともあり、結婚・出産後も裁縫には興味がありました。
特殊な機能は望んでいなかったので、家庭でも簡単にできる直線縫いと長年愛用できそうな耐久性のある職業用ミシン「JUKI SPUR TL-30 」を使用しています。
裁縫は、日常的に着用していたものを修正したり新たな形に作り直してみたりなど、物の寿命を延ばし長く大切に物と付き合う手助けをしてくます。また、子供が産まれ保育園などに通うようになりいくつもの小物が必要になるときもあります。今はお金さえ出せば物が買えてしまう時代ですので作ることからはどんどんほど遠くはなっていますが、裁縫を通してを物を作る楽しみや喜びに加えて物と付き合う方法を考えることもできます。
それは豊かに生きることを知るきっかけにも繋がる大切な作業だと感じています。
JUKI(ジューキ) SPUR TL-30でカバンを裁縫する
直線縫いにこだわった職業用専用ミシンであるうえに、工業用ミシンの機構を採用しているのでどんな素材でも常に安定した縫いをしてくれます。
操作は初心者の方でも非常に簡単で、裁縫がご無沙汰だった私でも難なく操作することができます。
こちらは付属品の補助テーブルを取り付けた状態です。
取手が付いているので持ち運びできます。
側面には電源コードやフットコントローラを取り付けます。
フットコントローラ
滑らかに上下するので足の力加減も簡単です。
補助テーブル
布地に合わせて簡単に装着できます。
長さの単位は㎝とinchの記載があります。
今回はこの直線縫い専用ミシン「JUKI SPUR TL-30 」で、子供用のリバーシブルカバンを裁縫します。
上糸かけ
まずは上糸をかけてから下糸を引き上げます。
この時、天ビンはスリット化されているので糸がかけやすいです。
簡単ボビン交換(※JUKIのみの仕様)
ボビンケースの取り出し口が大きく開き着脱がしやすいうえに、補助テーブルにも開閉板がついているので補助テーブル装着時にも出し入れが簡単に行えます。
ボビンケースはつまみが約90度立ちあがるので下糸の交換も簡単に行えます。
補助テーブルの装着時もボビンケースの取り出しが簡単です。
それでは縫っていきます。
LEDランプ
針元を明るく照らし長時間の使用でも熱くなりません。また、ランプ切れの心配もないので安心して使用できます。
厚地から薄地までどんな布地でも
今回の裁縫で使用した材料は布地は薄地と少し厚みのある持ち手ですが、薄地から厚地まできれいな縫い目で仕上げられるのが"工業用のJUKI"の技術です。
縫っている最中は振動が少なく音も静かです。
また、ミシンの操作途中で万が一糸が絡み1秒以上モーターがロックされると、安全装置が働き自動的にミシンが停止する設計なので安心して使用できます。
押え圧調節
薄物から厚物など素材に合わせて調節でき、目盛りが表示されているので操作が簡単です。
糸調子目盛り
上糸調子に目盛りが表示されているので素材や糸に合わせた調整が行いやすいです。
ドロップフィード
送り歯のアップ・ダウンのつまみ操作でキルトなどの刺繍も自由自在に行えます。
※キルト押えはオプション品です。
針板目盛り
針板に目盛りが付いているので布端からの針位置寸法が把握できガイドラインとして使用できます。
こちらは布端から5㎜の箇所を縫っています。
針上下&極低速スイッチ(※JUKIのみの仕様)
スイッチを押す毎に半針ずつ上下しミシンを止めると針がピタリと下の位置で止まるので作業効率が上がります。
また、長く押し続けると低速で縫い進むこともできるので縫い目が残り少なくなった時にも便利です。
ひざ上げレバー
補助テーブルの裏面に備わっているひざ上げレバーは手を使わずにひざの操作だけで押えを上下できます。12mmまで押えが上がるので厚物の時も便利です。
面部糸切り
縫い終わったあと糸きりハサミを使用することなく糸きりすることできます。また、特殊な糸の糸切りや下糸巻き後の糸切りなどにも使えます。
工業用針採用
工業針なので強度があり非常に丈夫です。
綺麗に仕上がり大満足です。
娘に完成した物を見せるとその日はずっと肌身離さず持ち歩いてくれました。
また、JUKIミシンに対応する専用テーブルも販売されています。
まとめ
直線縫いは、人の想像を膨らませ工夫することの楽しみを教えてくれます。また、裁縫は直線縫いさえあれば作り手の思いでどのような形にでも縫えます。
物を作り大切にする喜びを、家族で味わっていきたいです。