しいたけの種菌打ち体験会で種菌した、しいたけの原木。
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原木しいたけ栽培は、自宅の庭やベランダでも楽しめる方法なので、体験会をきっかけに生しいたけの収穫に向けて育て方を学びます。
自宅でできる原木しいたけの簡単な育て方

ミニサイズのクヌギの原木に、しいたけの種菌打ちをしました。
以下が、原木しいたけの簡単な栽培方法です。
たくさん工程がある印象を受けますが、乾燥しすぎないように管理・直射日光を避け、半日陰に置く・冬は発生しにくいので気長に待つことなどのポイントをしっかり押さえることが大切です。
① 原木の準備
- 適した木:クヌギ、コナラ、シイ、サクラなどの広葉樹
- 太さと長さ:直径10~15cm、長さ90cmほどが理想
- 伐採時期:秋~冬(11月~2月)が適期
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② 椎茸の種駒(菌)を打ち込む
- 種駒の購入:園芸店やネットショップで購入
- 穴あけ:電動ドリルで直径8~9mmの穴を15cm間隔で開ける
- 駒打ち:木槌で種駒をしっかり打ち込む
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原木の穴あけは、ドリルを持っていなくても専用キリやハンマーでできます。
③ 菌を回す(仮伏せ)
- 置き場所:日陰で風通しのよい場所
- 方法:原木を井桁(いげた)状に組んで並べ、半年~1年放置
原木が数本の場合は、地面に直接置かないうようレンガや木材の上に置いたり、壁やフェンスに斜めに立てかけるだけでもいいです。 - 水やり:乾燥しすぎないよう、時々水をかける

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④ 本伏せ(発生準備)
- 置き場所:湿気の多い半日陰の場所
- 原木の立てかけ:木を斜めに立てておくと発生しやすい
⑤ しいたけの発生(収穫)
- 発生時期:1年~1年半後
- 条件:気温が15~20℃、湿度が高いと発生しやすい
- 収穫:カサが7割ほど開いたらハサミで切る
⑥ 休養と管理
- 発生の間隔:1~2か月に一度
- 原木の寿命:3~5年
まとめ

初めての原木しいたけの栽培。たくさんの工程があるので、管理が難しそうなイメージがありますが、まずは4月以降の管理は、日陰で湿度を保ちつつ、通気よく立てかけて、水やりを忘れず管理することが大切です。
今後は時期ごとに原木しいたけの状況と栽培方法をお伝えしていくので、各ご家庭に合った環境で、自宅で生しいたけの収穫に向けて楽しんでいきましょう!